Whitelist機能が拡張されました。
今回の改善により、これまで、「NXDomain件数確認によるランダムサブドメイン発生通知機能」
でのみ利用できていたWhitelist機能を、「TOP10 Domain NXDomain画面」でも利用できるように
なりました。
多く発生していても注目する必要のないDomain名がある場合に、それを除外して情報を確認する
ことができるようになります。
このWhitelist機能は、個別にon/offして利用することができます。
この機能拡張は運用性の改善となるものですので、ver1.17.0へのversion-upを推奨します。
この機能拡張に際し、設定ファイルに変更が行われています。
変更された設定ファイルは、次のものです。
- 設定ファイル(全体用)
- 設定ファイル(NXDomain通知用)
パラメータ名称の一部が変更になっています。注意して設定を実施してください。
また、新たに、「データベース(whitelist情報用)」が利用されるように実装されています。
設定ファイルの書式に変更があった場合には、設定は自動的に移行されません。
/opt/momentum_client.old/data にある従来の設定ファイルを参考に、設定の移行を実施してください。
設定については、 wiki - 設定ファイル と wiki - NXDomain通知用設定 を参照してください。
また、「データベース(whitelist情報用)」のメンテナンスはコマンドで実施します。
コマンドについての説明は、wiki - whitelist設定 を参照してください。
upgrade時に引継ぎができる要素は、次のとおりです。
要素 |
引継ぎ可能バージョン |
upgrade時の注意点 |
設定ファイル(全体用) |
1.17.0以降 |
引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります |
設定ファイル(NXDomain通知用) |
1.17.0以降 |
引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります |
データベース(DNS全般用) |
1.9.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます |
データベース(DNSレスポンス用) |
1.0.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます |
データベース(whitelist情報用) |
1.17.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます 設定の再登録を実施してください |
データベース(ユーザ情報用) |
1.0.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます ユーザを再登録を実施してください |
DNSviewer-1.17.0-20160229.tgz
install scriptでの新規install処理を改善しました。
今回の改善により、新規installを行う際に、不要な文字列が表示される問題が修正されました。
この機能拡張はinstall scriptのみの改善ですので、ver1.16.0をすでに利用されている環境ではupgradeしていただく必要はありません。
upgrade時に引継ぎができる要素は、次のとおりです。
要素 |
引継ぎ可能バージョン |
upgrade時の注意点 |
設定ファイル(全体用) |
1.6.1以降 |
引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります |
設定ファイル(NXDomain通知用) |
1.14.0以降 |
引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります |
データベース(DNS全般用) |
1.9.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます |
データベース(DNSレスポンス用) |
1.0.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます |
データベース(ユーザ情報用) |
1.0.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます ユーザを再登録ください |
DNSviewer-1.16.1-20160130.tgz
「BIND-RPZ連携機能」が拡張されました。
これまでの連携機能とは別の接続方式による連携が実装されました。
環境にあわせて利用しやすい方式の連携を選択して利用してください。
追加された機能に関する設定は、wiki - dns:(DNS serverとの連携に関する設定) を参照ください。
BIND-RPZ連携を利用されている場合、ver1.16.0へのversion-upを推奨します。
upgrade時に引継ぎができる要素は、次のとおりです。
要素 |
引継ぎ可能バージョン |
upgrade時の注意点 |
設定ファイル(全体用) |
1.6.1以降 |
引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります |
設定ファイル(NXDomain通知用) |
1.14.0以降 |
引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります |
データベース(DNS全般用) |
1.9.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます |
データベース(DNSレスポンス用) |
1.0.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます |
データベース(ユーザ情報用) |
1.0.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます ユーザを再登録ください |
DNSviewer-1.16.0-20160119.tgz
「TOP10 Domain NXDomain画面」に、「random rate(%)」表示が追加されました。
この画面はランダムサブドメインアタックを可視化します。
速やかにこの判断を行うものとして、どの程度のランダムなNXDomainが発生しているかを表示します。
この機能により、ランダムサブドメインアタックについて、より調査を進めやすくなります。
この機能拡張は運用性の改善となるものですので、ver1.15.0へのversion-upを推奨します。
TOP10 Domain NXDomain画面の表示例

upgrade時に引継ぎができる要素は、次のとおりです。
要素 |
引継ぎ可能バージョン |
upgrade時の注意点 |
設定ファイル(全体用) |
1.6.1以降 |
引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります |
設定ファイル(NXDomain通知用) |
1.14.0以降 |
引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります |
データベース(DNS全般用) |
1.9.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます |
データベース(DNSレスポンス用) |
1.0.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます |
データベース(ユーザ情報用) |
1.0.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます ユーザを再登録ください |
DNSviewer-1.15.0-20160114.tgz
ランダムサブドメイン発生時に検出・通知を行うものとして使用することができる機能である、NXDomainに関する通知機能が拡張されました。
NXDomainに関する通知機能は、次の処理を行います。
- NXDomainが多発している場合、これを検出し通知することが可能
- 自動的にsubdomainによる集計を行うことが可能
- 集計に際し、NXDomainの検出数とsubdomainのばらけ具合とを組み合わせ、閾値として処理することが可能
- 閾値を上回ったものについて、syslog通知が可能
DNS viewerの全体設定とは別の設定ファイルを使用する形式として実装しています。
通知機能は標準では有効となっていませんので、必要に応じて設定し、有効にしてください。
通知機能を利用する場合には、upgradeを実施してください。
設定内容については、 wiki - 設定ファイル と wiki - NXDomain通知用設定 を参照してください。
upgrade時に引継ぎができる要素は、次のとおりです。
要素 |
引継ぎ可能バージョン |
upgrade時の注意点 |
設定ファイル(全体用) |
1.6.1以降 |
引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります |
設定ファイル(NXDomain通知用) |
1.14.0以降 |
引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります |
データベース(DNS全般用) |
1.9.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます |
データベース(DNSレスポンス用) |
1.0.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます |
データベース(ユーザ情報用) |
1.0.0以降 |
データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます ユーザを再登録ください |
DNSviewer-1.14.0-20160106.tgz
Thanks to:
sakurai-t 様、ご協力ありがとうございました。