接続先Probeをコマンドラインからも指定できるようになりました。
コマンドラインで接続先Probeを指定して特定のProbeを利用したり、コマンドラインで接続先Probeを指定せず設定ファイルで設定されたProbeを利用したりすることができるようになりました。
複数台のProbeを組み合わせて調査するようなシーンでの利便性が向上しました。
動作イメージ:
2台のProbeに対し、同じ時間帯の通信内容の状況を調査する様子の実行例です。
この例では説明上、172.16.1.10をProbe1、172.16.2.50をProbe2、とします。
C:\tools\pscli>more config.yml
---
tcp:
IP: 172.16.1.10 ← 設定ファイルで設定されたProbeがProbe1であることを確認
TEXT_SERVICE_PORT: 5100
BINARY_SERVICE_PORT: 5101
・
中略
・
C:\tools\pscli>
C:\tools\pscli>ruby pscli.rb -c I ← Probe1の情報を表示(設定ファイルに設定された情報を使用)
フィールドタイプID:
0.TEMPLATE_ID
1.PROTOCOL
2.IPV4_SRC_ADDR
3.IPV4_DST_ADDR
4.L4_SRC_PORT
5.L4_DST_PORT
6.ICMP_TYPE
70.HTTP_NO_QUERY
入力インターフェース:
1.eth1_0
2.eth2_0
開始時間:2017/09/05 10:30:00
PCAPバッファサイズ:314572800byte
C:\tools\pscli>
C:\tools\pscli>ruby pscli.rb -c I -a 172.16.1.10 ← Probe1をコマンドラインで指定し、その情報を表示
フィールドタイプID:
0.TEMPLATE_ID
1.PROTOCOL
2.IPV4_SRC_ADDR
3.IPV4_DST_ADDR
4.L4_SRC_PORT
5.L4_DST_PORT
6.ICMP_TYPE
70.HTTP_NO_QUERY
入力インターフェース:
1.eth1_0
2.eth2_0
開始時間:2017/09/05 10:30:00
PCAPバッファサイズ:314572800byte
C:\tools\pscli>
C:\tools\pscli>ruby pscli.rb -c I -a 172.16.2.50 ← Probe2の情報を表示
フィールドタイプID:
0.TEMPLATE_ID
1.PROTOCOL
2.IPV4_SRC_ADDR
3.IPV4_DST_ADDR
4.L4_SRC_PORT
5.L4_DST_PORT
6.ICMP_TYPE
入力インターフェース:
1.eth1_0
2.eth2_0
開始時間:2017/08/29 15:33:41
PCAPバッファサイズ:3145728000byte
C:\tools\pscli>
C:\tools\pscli>ruby pscli.rb -c FH -t 20170907075500 -d 10 -s 1 ← ある時間帯の通信を確認(設定ファイル指定されたProbe1の結果)
開始時間,パケット数,パケットサイズ
2017/09/07 07:55:00,26,3002
2017/09/07 07:55:01,32,9451
2017/09/07 07:55:02,68,4603
2017/09/07 07:55:03,126,47003
2017/09/07 07:55:04,54,19829
2017/09/07 07:55:05,23,1725
2017/09/07 07:55:06,40,4325
2017/09/07 07:55:07,105,17294
2017/09/07 07:55:08,174,32483
2017/09/07 07:55:09,397,253365
C:\tools\pscli>
C:\tools\pscli>ruby pscli.rb -c FH -a 172.16.1.10 -t 20170907075500 -d 10 -s 1 ← ある時間帯の通信を確認(コマンドライン指定されたProbe1の結果)
開始時間,パケット数,パケットサイズ
2017/09/07 07:55:00,26,3002
2017/09/07 07:55:01,32,9451
2017/09/07 07:55:02,68,4603
2017/09/07 07:55:03,126,47003
2017/09/07 07:55:04,54,19829
2017/09/07 07:55:05,23,1725
2017/09/07 07:55:06,40,4325
2017/09/07 07:55:07,105,17294
2017/09/07 07:55:08,174,32483
2017/09/07 07:55:09,397,253365
C:\tools\pscli>
C:\tools\pscli>ruby pscli.rb -c FH -a 172.16.2.50 -t 20170907075500 -d 10 -s 1 ← ある時間帯の通信を確認(コマンドライン指定されたProbe2の結果)
開始時間,パケット数,パケットサイズ
2017/09/07 07:55:00,0,0
2017/09/07 07:55:01,0,0
2017/09/07 07:55:02,0,0
2017/09/07 07:55:03,0,0
2017/09/07 07:55:04,0,0
2017/09/07 07:55:05,0,0
2017/09/07 07:55:06,0,0
2017/09/07 07:55:07,0,0
2017/09/07 07:55:08,0,0
2017/09/07 07:55:09,0,0
C:\tools\pscli>
設定:
本リリースの変更に際し、設定書式は変更されていません。従来の設定はそのまま継続して利用することが可能です。
設定は、 wiki - PSCLI設定ファイル を参照ください。
ダウンロード:
pscli-ruby-2.5.0-20170907.tgz