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PSCLI-C ver2.06.00 リリース

2018年11月7日(日本時間)、PSCLI-C ver2.06.00がリリースされました。
komoriyaほぼ6年前に追加

絞り込み機能に、異なるフィールドにおけるOR機能(論理和機能)が追加されました。

統計情報の取り出しやPCAPの取り出しの際に指定できる絞り込み機能に、異なるフィールドにおけるOR機能(論理和機能)が追加されました。
(異なるフィールドにおけるOR機能対応:momentum Probe ver4.26 build-A04F以降)

動作イメージ:
特定の通信の往復を1回のアクセスで取り出すような、これまでよりも条件指定の自由度の高い利用ができるようになりました。
異なるフィールドにおけるOR機能(論理和機能)を利用する際には、条件指定に「|」(パイプ)を使用します。

以下の実行例では、source IP、dest IP、source Port、を指定した統計情報の取り出しと、その逆方向のpacketとなるように条件指定した統計情報の取り出しを、一度のアクセスで実施しています。
この実行例では統計情報の取り出しを行っていますが、同じことはPCAPの取り出しでも利用することができます。

[root@dev-psclic ~]# psclic -a 172.16.220.113 -c I
[ Service Info ( 172.16.220.113 )]
[ fields ]
  0     TEMPLATE_ID
  1     PROTOCOL
  2     IP_SRC_ADDR
  3     IP_DST_ADDR
  4     L4_SRC_PORT
  5     L4_DST_PORT
  6     ICMP_TYPE

[ capture interface ]
  eth1_0
  eth2_0

[ earliest data ]
  2018/11/06 00:42:01

[ pcap buffer size ]
  314,572,800 bytes

[root@dev-psclic ~]# 
[root@dev-psclic ~]# psclic -a 172.16.220.113 -c FH -t 20181107130100 -d 10 -f '2 3 4 5' -n '2=10.2.20.95 3=10.99.32.99 4=33408'
[ -a 172.16.220.113 -c F -t 20181107130100 -d 10 -s 10 -f '2 3 4 5' -n '2=10.2.20.95 3=10.99.32.99 4=33408' ]
[IP_SRC_ADDR],[IP_DST_ADDR],[L4_SRC_PORT],[L4_DST_PORT],[packets],[bytes]
10.2.20.95,10.99.32.99,33408,49628,5,368
--------------------------------------------
 [ total ] : 5 packets : 368 bytes
[root@dev-psclic ~]# 
[root@dev-psclic ~]# psclic -a 172.16.220.113 -c FH -t 20181107130100 -d 10 -f '2 3 4 5' -n '3=10.2.20.95 2=10.99.32.99 5=33408'
[ -a 172.16.220.113 -c F -t 20181107130100 -d 10 -s 10 -f '2 3 4 5' -n '3=10.2.20.95 2=10.99.32.99 5=33408' ]
[IP_SRC_ADDR],[IP_DST_ADDR],[L4_SRC_PORT],[L4_DST_PORT],[packets],[bytes]
10.99.32.99,10.2.20.95,49628,33408,1,62
--------------------------------------------
 [ total ] : 1 packets : 62 bytes
[root@dev-psclic ~]# 
[root@dev-psclic ~]# psclic -a 172.16.220.113 -c FH -t 20181107130100 -d 10 -f '2 3 4 5' -n '2=10.2.20.95 3=10.99.32.99 4=33408 | 3=10.2.20.95 2=10.99.32.99 5=33408'
[ -a 172.16.220.113 -c F -t 20181107130100 -d 10 -s 10 -f '2 3 4 5' -n '2=10.2.20.95 3=10.99.32.99 4=33408 | 3=10.2.20.95 2=10.99.32.99 5=33408' ]
[IP_SRC_ADDR],[IP_DST_ADDR],[L4_SRC_PORT],[L4_DST_PORT],[packets],[bytes]
10.2.20.95,10.99.32.99,33408,49628,5,368
10.99.32.99,10.2.20.95,49628,33408,1,62
--------------------------------------------
 [ total ] : 6 packets : 430 bytes
[root@dev-psclic ~]# 

利用環境:

開発は、CentOS6 x86_64で行っています。
CentOS7 x86_64、ubuntu 16.04 x86_64、CentOS6 x86_64、などの環境で利用することができます。

ドキュメント:

インストール方法については、 wiki - インストール を参照ください。
設定については、 wiki - 設定 を参照ください。
psclic_both_directionsの使い方については、 wiki - psclic_both_directions操作方法 を参照ください。
spsclicの使い方については、 wiki - spsclic操作方法 を参照ください。

設定:

本リリースの変更に際し、設定方法は変更されていません。
従来の設定はそのまま継続して利用することが可能です。

pscli全体の設定については、 wiki - 設定 を参照ください。
spsclicの設定については、wiki - spsclicの設定 を参照ください。
バージョンアップして使用される場合、 wiki - PSCLI-Cのバージョンアップ を参照ください。

upgrade時の設定引継ぎに関する情報は、次のとおりです。

引継ぎ可能バージョン upgrade時の注意点
1.08.00以降 引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります
バージョンアップは バージョンアップ手順 にそって実施してください

ダウンロード:
pscli-c-2.06.00-20181107.tgz


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