momentum DNS viewer ver1.18.0 リリース
2016年3月22日(日本時間)、momentum DNS viewer ver1.18.0がリリースされました。
momentum Probeを分散環境で使用する場合の設定機能が追加されました。
captureを実施する装置と、統計情報をサービスする装置とに分割して使用している環境において、
動作を調整するdelta_time設定機能が追加されました。
この機能は、momentum Probeを分散環境で使用する場合において意味を持つものとなりますので、
captureを実施している装置にて統計情報をサービスする機能を利用している環境においては、
設定を調整する必要はありません。
momentum Probeを分散環境で使用している場合には、ver1.18.0へのversion-upを推奨します。
この機能拡張に際し、設定ファイルに変更が行われています。変更された設定ファイルは、次のものです。
- 設定ファイル(全体用)
パラメータ(delta_time)が追加になっています。
バージョンアップの際には、再設定が必要です。
/opt/momentum_client.old/data にある従来の設定ファイルを参考に、設定の移行を実施してください。
設定については、 wiki - 設定ファイル と wiki - NXDomain通知用設定 を参照してください。
また、「データベース(whitelist情報用)」のメンテナンスはコマンドで実施します。
コマンドについての説明は、wiki - whitelist設定 を参照してください。
upgrade時に引継ぎができる要素は、次のとおりです。
要素 | 引継ぎ可能バージョン | upgrade時の注意点 |
---|---|---|
設定ファイル(全体用) | 1.18.0以降 | 引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります |
設定ファイル(NXDomain通知用) | 1.17.0以降 | 引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります |
データベース(DNS全般用) | 1.9.0以降 | データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます |
データベース(DNSレスポンス用) | 1.0.0以降 | データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます |
データベース(whitelist情報用) | 1.17.0以降 | データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます 設定の再登録を実施してください |
データベース(ユーザ情報用) | 1.0.0以降 | データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます ユーザの再登録を実施してください |
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