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momentum DNS viewer ver4.00.00 リリース

2020年12月08日(日本時間)、momentum DNS viewer ver4.00.00がリリースされました。
komoriyaほぼ4年前に追加

Get DNS queue daemon機構が追加実装されました。

定期的な統計情報の取得動作が順次実施する方式に変更されました。

DNS viewerは1分毎に統計情報を収集する動きをします。
この1分の内容の動作が1分未満で完了している環境の場合従来の機構で意図動作となるのですが、
1分の内容の動作が1分未満で完了していない環境の場合これまでの機構では意図動作できませんでした。

今回実装されたGet DNS queue daemon機構(gdqd)により統計情報の収集は順次実施される動きとなります。

このため、一時的に通信量が多いなどの原因で統計情報の収集に遅延が出ているような状況の場合でも、
順次収集が実施されますので、統計情報が抜けることなく記録できる状態となります。

また、継続的に通信量が多い場合、従来の機構では意図動作ができない状態になってしまうことがありましたが、
gdqdには滞留queueが一定数以上となった場合に過負荷状態を回避するために滞留したqueueを破棄する機能が搭載されていますので、
統計情報の蓄積は部分的に収集できていない状態となってしまいますが、継続的に最新の状態を記録していくことが可能となります。

この変更は動作方式の改善となる変更ですので、すべての環境でバージョンアップすることを推奨します。

DNS viewerの通常の使用方法はこれまでと変わりません。

設定:

本リリースの変更に際し、DNS viewerそのものの設定に関して、設定書式は変更されていません。
従来の設定はそのまま継続して利用することが可能です。

設定については、 wiki - 設定ファイルwiki - NXDomain通知用設定 を参照ください。
新たに追加された設定は、wiki - gdq用設定 を参照ください。
gdqdの操作やgdq用設定の参照・変更を実施する場合は、 設定ツール(mgmt_gdq.sh) を使用してください。

upgrade時に引継ぎができる要素は、次のとおりです。

要素 引継ぎ可能バージョン upgrade時の注意点
設定ファイル(全体用) 1.18.0以降 引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります
設定ファイル(NXDomain通知用) 1.17.0以降 引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります
設定ファイル(gdq用) 4.0.0以降 引継ぎ可能バージョンよりも古いものからのupgradeの場合は、手動で設定内容の移行を実施する必要があります
データベース(DNS全般用) 1.9.0以降 データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます
データベース(DNSレスポンス用) 1.0.0以降 データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます
データベース(whitelist情報用) 1.17.0以降 データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます
設定の再登録を実施してください
データベース(ユーザ情報用) 1.0.0以降 データベースの構造に変更があった場合は、upgrade時に初期化されます
ユーザの再登録を実施してください

ダウンロード:
DNSviewer-4.00.00-20201208.tgz


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